会の紹介と基本方針

いま杉並区内では、あちこちでいろいろな問題が起きています。
高円寺では小中一貫校の建設現場で、反対の声をあげた近所の人たちが突然裁判にかけられ脅されています。
久我山や下井草では、地元の反対を押し切って公園がつぶされ、住民たちが怒っています。
区立保育園の民営化では保育の質が落ち、各地域で親も子も不安な日々を過ごしています。
しかも住民たちが反対の声をあげても、区側は全く無視して政策を一方的に進めるばかりです。
「これはおかしい。区民の声をもっと反映できる区政にしなければ」。そんな思いにかられた区内の各市民グループや個人が一緒になって作ったのが、この「杉並の問題をみんなで考える会」(略称、考える会)です。2017年10月3日に発足しました。
私たちの会は、何よりも表現・言論の自由を大切にしています。反対の声をあげた人が訴えられるなど、あってはならないことです。おかしいことに対しては「おかしい」と声をあげましょう。
区の「自治基本条例」には「主権者である区民が、自らの判断と責任のもとに区政に参画することができる住民自治の実現をめざします」と、はっきりうたわれています。
私たちは区に対して、もっと堂々と自分たちの考えを伝え、政策の見直しを求めていいのです。条例はその権利を認めているのですから。
いま区はさかんに区立施設の再編や学校の統廃合、保育園の民営化、公園の廃止などを進めていますが、そこに私たち地域住民の意見や要望は反映されているでしょうか。

答えはNOです。

区は地域住民たちの合意を得る努力を怠ったまま、「行政側の都合」を優先しているのが現実です。

「考える会」では、各地域で起きている情報をみんなで共有し、一緒に学び、考え、行動します。活動のネットワークを、点から線に、線から面に広げて行きます。区に対してもみんなの力を合わせ、政策の見直しを求めます。
時間をかけて地域住民の要望を取り入れ、合意しながら進めています。
やればできるのです。
「考える会」は、杉並区の住民たちが、自分たち杉並区の住民たちのために活動する市民グループです。

どなたでも参加できます。みなさまぜひご一緒にどうぞ!

「杉並の問題をみんなで考える会」