土井敏邦監督『福島は語る』3月劇場公開

みなさま  映画の案内です。 岡田良子
 東電発の放射能汚染はまだまだ続き、終わりは見えません。
3.11からまだ8年。しばしば汚染指標にされる放射性セシウム137
だけについても、半減期(放射線放出量が1/2になる)は30年。
30年経っても1/2残るのに、まだ8年。しかも事故処理方法はまだ
模索中で事故原発からは止めようもなく放射能が漏れている。
そして放出されている放射性元素はセシウム137だけではない。
セシウム135の半減期は230万年。プルトニウム239の半減期は
2.4万年。「原発事故はもう片付いた」と言えるでしょうか。
 政府も東電も原発メーカーも「汚染は終わった、もう安全、
復興へ向けて避難者は故郷に帰りましょう、今だに汚染を言う
のは風評被害を煽るだけ、原発事故は片付いた」と言いますが…
 東電事故は福島だけの問題ではありません。放射能は雨風に
海流に乗って日本中、世界中に拡散していきます。私たちみなの
問題、人類生存にかかわる問題です。福島の方々の苦悩を少しでも
私たちも共有したいです。

『飯館村・第一章』はじめ多くのドキュメント映画を作り、隠され
がちな社会問題を私たちに問うている土井監督の新しい作品です。
 予告編・貼付のhttp: 末尾に自主上映会開催の手引きもあります。
少人数仲間のグループで上映会を開くのは如何でしょう。
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土井敏邦監督『福島は語る』3月劇場公開
以下は公式サイトに掲載された土井監督の言葉です。
http://doi-toshikuni.net/j/fukushima/

 原発事故から8年が過ぎました。2020年の東京オリンピックに向けて浮き足立ち、福島のことは「終わったこと」と片づけようとしているように感じます。しかし、原発事故によって人生を変えられてしまった十数万人の被災者たちの心の傷は疼き続けています。  100人近い被災者たちから集めた証言を丹念にまとめました。その“福島の声”を、忘却しつつある日本社会に届けたいと願い、この映画を制作しました。

◎上映情報(上映期間がきわめて短い劇場もあります。お見逃しなく)
新宿K’s cinema 3月2日(土)〜3月15日(金)
渋谷ユーロスペース 3月9日(土)〜
横浜シネマ・ジャック&ベティ 3月9日(土)〜3月22日(金)