切実さが伝わってきます。
例えば私が子どもを3人生むためには
①保育士の処遇改善とともに配置基準の見直しなど保育の質を向上させるための環境整備が速やかになされることが急務。
→→→単純に現場に人が増えるだけでも、残業せずに帰宅し持ち帰り仕事もなくなる。そして待遇が上がれば自分をケアし生きることを楽しむための金銭的時間的余裕がある状態ができ、ある程度貯金ができるようになる。
②そして保育園に子どもを預けて働きたいと考える全ての人(男女問わず)がその需要を満たせるようになっていることが大前提。
→→→子どもを3人産み育てるにはめちゃくちゃお金がかかるので、幼児教育を無償化したところで0〜2歳児は対象外だし、共働きしないと必要な体験や勉強をさせてあげられない。
みたいな条件がある。たぶん。
保育士が産休・育休をきちんと取ったり、一度辞めてもまた復職できるようでなかったら、そもそも箱を作ったところで運営が成り立たないから、処遇改善と環境整備→希望者の全入に向けた取り組み、ていう順序で社会全体の子育て支援を考えるのが効率的かなと思うんだけど、どうですかね?
ていうか「国が滅びそうなんでお願いします子どもをたくさん産んでください。何でもしますから!!」くらい言って本当に何でもやらないとまずいのでは?本当のところは。
子育て(受胎〜18歳?)にかかる費用全部出しますから!!!だったらまだわかるけど。
自己責任、自己責任、と面倒なことを切り捨てながら「国のために」みたいな発想を悪びれもなく見せてくるおじさん何なの!?と怒っていいと思う。だってほら、うちら年金ももらえないわけだし…。
戦争ごっこが好きな総理大臣の趣味でバカ高い戦闘機や武器を買いまくったり、支援の名目でお金を世界にばら撒いておきながら、何を上から目線で子どもを産めとか言ってんの?って感じじゃない…?
「子育ては誰がするものか」の問いに「母親を中心とした家庭」と返答し、”男は外で働き女は家を守る”という、かつて植えつけられた偏狭なステレオタイプを信じて疑わず自由になることも望まない保守的な人は、確かにいる。
でも、その人たちの主張が他の人たちの自由を奪うことは許されないわけだし(憲法に書いてある「公共の福祉」ってやつだ)、またその人たちの選択も尊重されるべきだから、個人の生き方をベースに様々な家族のあり方を選択できるような制度設計をするために話し合うのが議員の仕事だ。
1つの方向に意見を引っ張るのではなくて、ちゃんとぶつかり合って議論できなきゃ、議員でいる意味がないよね?
じゃあお前が議員になればいいじゃん、自分でやれよ、みたいなことをすぐみんな言うんだけど、貯金ゼロでも議員になれるならすぐに立候補したいですよ。
非正規労働者や福祉職の人たちがなかなか議会に行けないような仕組みがある中で、じゃあ何ができるのかと言えば、署名やデモやストライキを通じた団体交渉とか、あるいはちゃんと自分の声を聴いてくれる候補者を応援して議会に入ってもらうこととか、でしょ。
話が飛んだけど、子どもを1人生むのだってめちゃくちゃな体の負担があるわけで、そういうのが頭の片隅にもないような人に制度設計されたんじゃ、たまったもんじゃないわけですよ。
同性婚できるようにしたり選択的夫婦別姓を実現したりして、誰もが生きていける社会の先に生きたい未来を作る中で、個人が自分の意志で子どもを産み育てる、って、そんなに理想的すぎますかね?
できるよね?