久我山東保育園へ。
ここは以前からの保育園ですが、その隣に「遊び場」としてわずかなスペースが、交通量の多く車幅も狭い人見街道に隣接しています。公園をつぶした代替地ということですが、当初は簡単にボールが柵を超えてしまうので慌てて高い柵を追加したとか。 急場しのぎの対策が明らかです。
合わせて久我山東自治会の事務局長の藤井隆さん、元久我山小学校PTA会長でこの間久我山東公園連絡会の代表宇田川美幸さんが、この間の公園を守る活動についてお話してくれました。
久我山東保育園から200mちょっと北西に進むと、1年前に建設された民営「あい保育園」があります。この建設には誰も反対はしませんでした。まだ、5歳児までは定員に達してません(0〜2歳児はいっぱい。)。
そこから100mほど西に向かうと、問題の東原公園があります。 この公園の約半分がつぶされ、新たに保育園がつくられました。この計画は今年4月に入り突然発表され、住民たちの意見を聞くことなく一方的に進められました。ここは子どもたちがボール遊びできる貴重な場、大人も子どもを見守ることのできる安心の場でした。 祭りの会場ともなり、防災訓練などを行う貴重な地域のコミュニティーの場でした。今では、それもできなくなりました。久我山小PTAでは、2000筆以上の署名を集めましたが、区はこれも無視。代替地を求めても、いまだ答えはありません。
少し久我山駅へ向かうと、空き地があります。
京王電鉄のものだそうです。参加者一同は「ここに保育園を作ればいいのに」
京王電鉄も保育園建設には前向きだったようですが、区はあいまいに。
保育園の拡充は決して反対はしませんが、一部地域に偏った建設や、公園をつぶせばよいという安易な区政にみな疑問を持ちました。
永福町、ビーチバレー建設予定地へ。
井の頭線で急行一駅、永福町に向かいました。ここからは地元の原田あきら都議が案内。
まず、駅から歩いてビーチバレーコート建設予定地に向かいます。徒歩15分くらいでしょうか、結構駅からあります。
なぜ、突然杉並区にビーチバレーコートが?
もともと学校の統廃合で永福南小の跡地の活用が議題になっていたようです。そこにたまたま講演会にきた朝日健太郎参議院議員の「ビーチバレーはこれからのスポーツ」という一言で、みな動き出したとか。
でも、朝日氏はいたるところでこの発言をしているそうです。
そのまま鵜呑みにしていたら、日本中ビーチバレーコートだらけ……。
そしてある区議から「オリンピックに杉並で何もないのでは寂しい」という発言でこのコート建設となったとか。
後づけのように、
「なぜここにビーチバレーコートか?」という疑問には
「交通の便が良い」「高速道路の永福ランプが近い」ということです。
しかし、永福町駅からは1キロくらいあるし、永福ランプには上りランプしかありません。
とってつけた理由としか思えません。
また、一人の近隣住民の方が、工事による被害を訴えました。
この地域は元々遊水地だった関係もあり、地盤が緩く、家屋に亀裂が生じているとのこと。工事車両も夜間まで稼働し、水道管亀裂まで起こしたということです。
住民の声を聞かない杉並区の行政に怒っていました。
井草地域同様、保育園立地の地域編重、近隣住民の声を無視する区の姿勢は明らかです。(NY)