◆報告記◆2018年4月13日 #三浦ゆうや 区長選立候補予定者記者会見
出席記者 12人(10社、2フリーランス)
▼司会(永田浩三)
三浦ゆうや予定候補は弁護士になって7年目。今回投票日(6月24日)のすぐ後の30日が誕生日、今は34歳です。マクロンは39歳でフランス大統領になった、岡倉天心は27歳で今の芸大の校長になった、三浦さんの34歳はよい仕事を期待できる年齢です。
三浦さんの名は「ゆうや(言うや)」だが、彼はしっかり言うだけでなく、人々の声を「聞くや」でもあります。
私たち杉並住民は悲願として、「住民の声を聞く区政」を願っています。
▼三浦ゆうや所信表明
区内に在住。阿佐ヶ谷の法律事務所で弁護士をしています。
区長選出馬を決意した直接の動機は、高円寺に建設中の小中一貫校建設工事の強行に抗議する住民の声を聞いたから。これは、杉四・杉八の2小学校と1中学とを、中学の敷地に建てる巨大校舎に一緒に収容する学校統廃合問題です。
杉並区は工事の騒音や汚染、地盤の安全性、教育環境、子どもたちへの影響など多くの問題を無視して建設を強行。「まず住民と話し合ってほしい」という住民の要請行動を「妨害行為」として業者(区が住民情報を業者に与えた)が住民を裁判に訴えたので、住民弁護の代理人となりました。そこで、保護者や住民の声を全く聞こうとしない田中区政の実状を知り、これを黙認することはできないと強く思うようになりました。
区が募集したパブコメの70%が反対意見でも、区は集めっぱなしで無視。住民との意見交換もせず一方的説明会だけで、工事を強行開始しました。
あんさんぶる荻窪、児童館廃止、公園つぶし、ビーチバレーコート建設など、どれも住民の声を聞く形がないまま統廃合を推し進める区政の実態はひどすぎます。
また区長は、公用車を都議選の応援に使ったり、区公共事業の請負業者たちに呼びかける政治パーティーを繰り返して毎年1200万円以上の大金を集めています。
区政を私物化し、反対住民を権力で脅し、利権で区政を動かす傲慢な区長を放置して、誰も対立候補を出さないわけにはいかないと思い、出馬を決意しました。
私の政治理念は、憲法を守り、憲法をいかすのが第一です。
[1] 税金の使い方を正したい
・暮らしを、福祉を守る。区の財政負担で国保料の低減をはかる
・公契約条例を制定して中小事業者の経営向上をはかり、商店街活性化のためには空き店舗の活用に援助・補助をする
・格差と貧困・高齢者対策 区独自の給付型奨学金の実現と、弱者高齢者に家賃補助など住まい確保の支援を考える、
・高齢医療の窓口負担を無くすようにする。区内の高齢者施設を増やすと同時に在宅ケアの充実をめざす
[2] 区立施設再編を見直します
・住民意見を聞き直し、子どもたちの居場所を守るために児童館の復活、つぶした公園の代替地を確保するなど、可能な限り住民要望に沿います。
[3] 子育て、教育環境を改善します
・保育園は数の増加だけでなく保育の質を大切に考える。区立保育園の民営化を一時止めて、区立園を重視する方向で考え直す。値上げされた保育料をもとに戻す。
・学童クラブ利用の無料化を検討。子育ての負担軽減を図る。
・小中学校統廃合を見直し、真に子どもたちのためになる教育環境から教育行政を考える。
・現在の教員の多忙すぎる状況を改めることで、教員が余裕をもって一人ひとりの子どもたちに向き合えるようにしたい。
・小中学校のトイレの洋式化を進める。
[4] 真の(政府案でない)働き方改革の実現をめざします
・区内の労働実態を把握して、ブラック企業に是正勧告と指導をおこなう。
・杉並区の非正規職員を段階的に正規職員化していく。
・労働法規を学校教育の中で子どもたちに教え、違法労働を許さない環境をつくる。
住民のみなさまの協力を得て、これらの実現をめざしていきたいと考えています。
▼推薦のことば(池田香代子)
実は「つくる会教科書問題是正」ということで前の選挙では現区長に投票してしまいました。しかしその後の暴走、区民の意見を聞かない区長の傲慢な態度にがっかり。投票したことを後悔しています。
三浦さんの「子どもの幸せをめざす」という教育政策の考え方、「区職員の非正規化をなくす」「ブラックな働かせ方をただす」「商店の活性化」「高齢者が区内で安心な暮らしができる」を目指すなど、柔らかい政策方針にワクワクします。
ぜひ区長になって欲しい。
▼質疑応答
・〇〇新聞 〇〇〇さん
Q 三浦さんは第二東京弁護士会所属ですね。小中一貫校工事抗議で訴えられた住民8人の代理人を勤めたのですね?
A はい。
Q 青年法律家協会に所属ですね。所属政党は?
A 無所属です。
Q 支援政党はありますか?
A まだはっきり決まっていません。
・○○新聞 ○○〇さん
Q 2011年に弁護士登録され、代々木法律事務におられたのですね。
A はい。2017年3月1日からは、杉並法律事務所です。
Q 専門分野は?
A 高円寺の小中統廃合問題は行政訴訟ですが、これまでは中小企業や個人弱者の民事や刑事事件で、労働事件が中心でした。
・○○テレビ 〇〇〇さん
Q 選挙事務所の場所は?
A まだ決めていません。
・〇〇新聞 ○○〇さん
Q 三浦さんの立候補に対する区民の反応はどんなですか?
A まだ立ち上げたばかりで、地域ごとの小さい集まりで訴えをしている段階です。地域の集まりでは、区民の声を聞く区政をみなさんが求めている、と温かい期待をいただいています。街頭での呼びかけはこれからです。
・フリーランス 〇〇〇さん
Q 情報公開についての考えは? 税務署とあんさんぶる交換の交渉書類など、今の区長の情報隠し問題は大きい。情報公開のための条例をつくる考えはありますか?
A 情報公開条例を作るというご意見はいいですね。区政の検証、暴走の歯止めになりますね。規則として定めた書類は絶対捨てない、できる限り情報公開をしてクリーンな区政を目指したいです。
・〇〇新聞 ○○〇さん
Q 給付型奨学金制度のイメージは?
A 区独自のものを考えたいが、財源や対象などはまだ答えられません。
Q 格差と貧困問題でこれまでに関わった例は?
A 直近では、区内で働く労働者でクビになった人。クビにはなったが、区の制度で使えるものを教えた結果、当面は暮らせている、と礼を言われました。
・〇〇新聞 ○○〇さん
Q 「杉並みんなでつながる会」と「杉並の問題を考える会」の違いは?
A 「つながる会」が今回の区長選を意識して立ち上げた会。「考える会」は区長が誰であっても区政を主権者としてしっかり見て問題を知らせ合い一緒に考えるための会です。
Q 区立施設の再編を見直す、ということで特に考えているものは?
A すでに統廃合・再編されてしまった、あるいはこれからされる施設はいくつもあって特にはしぼれません。全てについて、区民の意見を聞き直すのはこれから。引き戻せるもの、修正できるものを見つけていきたいです。
▼三浦ゆうや
記者のみなさま、ありがとうございました。
区民の声をよく聞き、区民とともに考える区政をめざします。
区政を変えたいという強い気持ちを、ぜひとも報道に取り上げていただきたく、お集まりいただきました。
どうぞよろしくお願いします。