日 時 2018年4月21日(土)16:30~18:30
場 所 荻窪地域区民センター 第1集会室
参加者 32名
進 行 16:35 開会、主催者あいさつ
16:50 三浦さんのお話し
17:40 会場と三浦さんの応答
18:20 これからの活動とお願い
18:30 閉会
1.主催者あいさつ(茂木)
3年の付き合いの中で三浦さんの人柄を知り、断られつつも何度も出馬を依頼、最終的に承諾の返事をいただいた。現・田中区長の2期8年は、最初こそ作る会の歴史教科書採択を止めさせたが、その後は保守政権と変わらず、荻窪アンサンブル等価(?)交換、高円寺の小中一貫校、保育園建設で代替え地確保せず公園潰しなど区民の声を聴かず、住民サービスは低下を辿り、このまま次の区長選を迎えるわけにはいかない、区民の代表をと今年一月より候補者選びを始め、結果三浦さんが受けてくださったことは本当にありがたいと思っている。共同代表:茂木、事務局長:大門で全力応援体制をスタートしている
まずは簡単に自己紹介から。京都生まれ、児童館・公園などでやんちゃに遊びまわる子どもだった。大学から東京に。希望通り弁護士になり、12年前から杉並に住んでいる。
法律相談を受ける中で、法律が悪ければ依頼人を救うこともできない、法律には常に政治が拘わっていることを実感するようになった。特に高円寺の小中一貫校問題には大きな疑問を感じた。小中一貫にする効果の検討も充分にされぬまま、先に区が決めた結論ありき、やる事が決まっている前提での問題の進め方。これが民主主義なのか。アンサンブル問題然り。区長の一存で事を運ぶ、違法とは言えないギリギリのやり方をとっている。民主主義の前提が崩れていることを強く感じ、区政を変えるしかないと思うようになり出馬を決断した。
私の理念の根本は日本国憲法であり、これを具体的に区政に活かすことです。
特に私が大切にする自治体が守るべき条文は、
〔個人の尊重と公共の福祉〕の13条 すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。
〔集会、結社及び表現の自由と通信秘密の保護〕の第21条 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。 2 検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。
〔生存権及び国民生活の社会的進歩向上に努める国の義務〕の第25条 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。2 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない
そして、以下のように区政について定められているわけです。
第8章 地方自治〔地方自治の本旨の確保〕の第92条 地方公共団体の組織及び運営に関する事項は、地方自治の本旨に基いて、法律でこれを定める。
この憲法を順守し活かす。
区長選に立候補するにあたって、現在掲げる目標は、
①区民の声を聴いてクリーンな政治を行うことが大切。今は、声を聴くシステムが無い。情報が無ければ声を挙げられない。区には説明義務があり、その上で声を聴く場を作り、その声を吟味し、見直すべきは見直し修正してゆく。反対者に対しては説明責任がある。本来意見を聞いてから条例を作るのが順序。
②暮らしと福祉は税金の使い方の問題。国民健康保険料は10年で1.5倍になり保険証を持たない人が増え、保険制度が根本から崩れている。実は財源はある。区は500億円も貯めている。何に使うのか。100年後に区民税を無料にするとの施策が区民のためになるだろうか?現に個人商店が立ち行かなくなり半数に減っている。補助・助成など今必要なところに使う、それが税を預かる者の務めではないのか。
若い人の多くは生活が苦しく進学も諦めている。政治に関心を持つ余裕がない。給付型の奨学金・家賃の補助などを考えるべきだ。老人の健康保険料も、ある地方で75歳以上の窓口負担をゼロにしたら、結果早期完治が増え社会保険料削除に繋がった例もある。
③教育。保育園は数だけ増やしても質の問題がある。質の担保なしに区立を民営化するのは問題。運営事業者の選別も大切な問題。子供にとって良い学校の在り方とは何かを考える。教師の労働環境が大切。学校のトイレ洋式化も進める。
④労働はお金を得るだけの問題ではなく、過酷な労働条件・ブラック労働は人格の否定であり人間性を壊す。ワークルール、労働法を労使ともに学ばせる必要あり。特に幼いころに労働法、憲法を学ぶことは非常に大切と考える。
これらの事を政策として、更にみなさんの声を聴いてより質の良いものに磨き上げてゆく。知名度は低いが、やるべきことをやれば必ず勝てる、勝つ選挙をやりたいと思ってやってゆきますのでよろしくお願い致します。
3.会場との対話
1.高円寺/女性
Q:中高一貫校の卒業生だが、人格形成ただなかの成長期の小・中の子ども達を一緒にするのはありえない。
A:教育理念無しの中で、ただ経費の問題で進めるべき問題ではなく、今後もこういう一貫校問題が起こったら必ず阻止する。
2.荻窪/男性(W)
Q:教師の多忙が問題。かつては教師間にあった「共同性」が壊され、行政型、職員会議の形骸化、教師は孤立した状態に置かれ、個々の教師の責任とされる。区のレベルで出来ることを求めたい。
A:かつて存在したとおっしゃる「共同性」について知らなかったので勉強します。
3.荻窪/女性(M)
Q:三浦さんのポスターの進捗状況は?(事務方からの答えは下記)
Q:アンサンブルを取り戻してほしい。区の施設の利用料の値下げを。
子どもの遊び場と同時に大人との交流が出来る場でもあるフリースペースの拡充を。
A:不特定多数が出会う場が欠けている。区の責任でそういうスペースを作る。
4.荻窪/女性(H)
Q:不登校児童の居場所にもなる児童館を潰すのではなく、役割を考え充実させる方へ向かってほしい。
A:アンサンブルも区民が作ったもの。区長が独りで決めてしまうのはおかしい。公共施設を延べ床面積で採算が合わないとみなすのは営利目的ではない自治体にはそぐわない。
5.荻窪/女性(?)
Q:アンサンブルの代替であるウエルファームは似ても似つかぬものになり残念。
勝てる選挙をどう考えるか。(事務方からの答えは下記)
4.これからの活動とお願い・質問にも答えて(阿部・大門)
※ポスターは考慮中で連休明けには出来る予定。
1500枚貼る場所、貼る人、大変な作業であり、ご協力を願う。
※勝てる選挙
⑴ 区を10地区に分け夫々でタウンミーティングを開き、繋がりを拡げてゆく
⑵ 政党への働きかけ。4野党共闘を目指して同時推薦を交渉中。
⑶ 賛同者を募集中で、現在約400人 100万円が集まっているがまだまだ不足(700
円は必要)
※投票率を10%あげる(前回 28.8%)。
・この4年で区の住民の約40%が入れ替わっている。新たに訴える必要あり
・これからほぼ毎日駅頭での街頭演説を行い、名前を憶えてもらう
・全戸チラシ配布 担い手の確保
・商店街練り歩き 風を起こす 政党の協力
・20代30代は特に低く平均以下。諦め気分・多忙な彼らへの働きかけが大切
5.閉会挨拶(若林)
「憲法を活かす区政を」と掲げるのは初めてのケース。
そして区民自らが立ち上がって候補者擁立したのも初めて。
希望をもってこの選挙に向かいましょう。
資金が大切です。賛同人・賛同金を集めましょう。よろしくお願い致します。